松本養蜂総本場 | Boutique del miele|会津の国産はちみつ専門店 Boutique del miele

養蜂と漆、会津の自然産業がコラボレーション! 里山の循環を目指す「漆(うるし)の花のはちみつ」を初生産!

会津の漆はちみつ


―漆の花を知っていますか?

会津の伝統産業である漆器づくりの原料となる漆。
それは、「ウルシ」という樹木からいただく恵みです。
人が育てることで成長するウルシの木は、現在では国内でも生育地が限られ希少なものとなっています。

そのため、今や知っている方は少なくなっているのですが、初夏に咲く漆の花は、甘くて爽やかなとてもよい香りがします。
咲いている期間は僅か1-2週間ほど、小さく可憐な黄色い花です。

そこで今年、会津で80年に渡り養蜂を営む「松本養蜂総本場」と会津漆器の本物ブランド「めぐる」を手掛ける「漆とロック」がコラボレーションし、このウルシという木のことを身近に感じていただき、その多様な恵みを会津の里山の保全に活かしていくため、会津においてウルシの木の育成活動を続けている植栽地で、漆の花のはちみつを採取することに挑戦いたしました。
 


2021年初夏、会津の森ではじめて、ミツバチさんたちに頑張ってもらい、貴重な国産漆の花粉と蜜が集まりました。

限られた量ですが、その美味しさは私たちも驚くほど良いものでした。

そこで皆さまにもお裾分けしたいと、まずは初年度の今年は、100個限定で販売させていただくこととなりました。

会津は、縄文時代から漆が使われてきた地域です。
江戸時代には、この地には、百万本の漆の木があったと言われます。

会津の森がもう一度、漆の香る場所になるよう願いを込めて、この蜂蜜の売上の一部は、15年に渡り会津で漆の木の植栽活動を続けているNPO法人はるなか漆部会の活動費に寄附されます。

漆も蜜蜂も人がお世話をすることで、共存し恵みを分かち合います。
自然への慈しみと保全、その共感・共鳴があって、このコラボレーションが誕生しました。

琥珀色の蜂蜜の一滴が、乳白色の漆の一滴に繋がり、人と自然が共生する漆の香る森になってくことを目指して…。

2021年12月吉日
有限会社松本養蜂総本場 代表取締役 松本 高明
漆とロック株式会社 代表取締役 貝沼 航
 


「会津の漆はちみつ -漆の香る森を目指して-」

<商品仕様>
容量:100g
数量:100個限定(お一人様2個まで)
価格:2,200円(税・送料別)
特典:1個につき、漆の花のポストカード2種が付きます。
製造・販売:有限会社松本養蜂総本場
企画:漆とロック株式会社/漆器「めぐる」
協力:NPO法人はるなか漆部会
※漆のはちみつには、漆カブレの成分となる漆の樹液は含まれておりません。安心してお召し上がりください。

<販売について>
発売日:2022年1月14日(金)午前0時
購入方法:以下URLご購入ページより
https://www.buna-ki.co.jp/shopdetail/000000000504

<パッケージと梱包>
ラベルイラスト:画家・浅野友理子さん
ラベルデザイン:末永えりかさん
商品の包装には、漆塗りで出る濾紙(こしがみ)を再利用しています。緩衝材には、漆塗りの刷毛づくりで出るヒノキのカンナ屑を再利用しています。


【団体情報】

<有限会社松本養蜂総本場>
1941年創業。会津盆地、そして奥会津のブナ天然林を中心に養蜂業を営む。生産から製造・販売まで自社管理のもと行い、全国の百貨店催事や直営店、EC・通販事業を通して全国に顧客を持つ。2006年、国産で初めて有機認証を得た有機はちみつの生産・販売をスタート。2018年には「有機はちみつ・栃の花」が、はちみつ品評会にて最高賞の「農林水産大臣賞」を受賞。

※今回のコラボレーション商品は、松本養蜂総本場の創業80周年を記念した「次の80年プロジェクト」の第一弾として発表されます。
次の80年プロジェクトの詳細はこちら:https://www.buna-ki.co.jp/html/page28.html 
 

<漆とロック株式会社>
2007年創業。会津若松市を中心に、会津漆器のプロデュースや企画・販売を行う。会津産の木材や漆を使った自社ブランド「めぐる」を中心に、素材から流通まで一環した循環型のものづくりを行っている。2015年ウッドデザイン賞・審査員長賞、2020年グッドデザイン賞を受賞。
漆器「めぐる」公式サイト:https://meguru-urushi.com 
 

<NPO法人はるなか漆部会>
漆器の原料となる漆液は、「ウルシ」という木の樹液ですが、自然の中で自生しないため、人が植栽・管理し、長い時間をかけて育成しながら採取します。漆が採れるようになるには約15年の歳月が必要となり、1本のウルシの木から採れる量はコップ1杯(約200ml)ほどです。そのため現在では、日本の漆液の全流通量のうち国産のものはわずか数%となっており、消滅の危機に差し掛かっています。会津は古くから漆の産地として知られ、江戸時代には100万本の漆の木があったという記録も残っています。昭和38年には650kgあった漆液生産量も、近年は10kg程度にまで減少しています。NPO法人はるなか漆部会では、15年前から会津産漆の再生を目指して、地道な活動を続けています。